「議員定数の見直し」等について
2010.1.12 柏市 秋山浩保 市長 様 柏市 市議会議員 様 柏市住民・市民より 市役所の改革を掲げて当選された秋山浩保市長のこれからのご活躍に対して市民の立場から大いに期待しているところです。 柏市の「議員定数の見直し」、「議員報酬のあり方」、「市議会議員の選挙時期等」について市民からのご意見を申し上げます。 現役の市議会議員さんの立場としてはむずかしい課題だと思いますが、柏市の将来のために何とか取り組んでいただきますよう、 よろしくお願いします。 1. 議員定数の見直しについて 市議会議員の役割はもともと私たち市民の声を市政に反映し、市民のためになるよりよい市政の実現をめざしてきたのだと思 います。しかし、最近の議員の中にはこうした役割を十分果たしているのだろうか思われる議員が見受けられるという。 議会基本条例をさらに整備するとともに、各議員の役割や任務を明確にし、将来に向けて必要最小限の議員数を明示していく必 要があると思います。 柏市が沼南町と合併したとはいえ、市議会議員の定数が40名とは、また36名になるにしても、あまりにも多すぎると思い ます。 ちなみに、こうした主張をされる市民の説明によると、たとえば、アメリカの都市議員の役割はわが国とはちがっていますが、 主要都市の事例として 米国都市の議員定数の事例 ボストン市 9名 人口 56万人 サンフランシスコ市 11名 人口 72万人 ロスアンゼルス市 15名 人口 349万人 サンジエゴ 市 8名 人口 111万人 シアトル 市 9名 人口 52万人 以前訪問した柏市の姉妹都市であるトーランス市の場合は議員数が6名、議員報酬は年間20万円程度と聞きました。 いずれにしても、柏市の場合、市議会議員の議員定数は、将来に亘る市政運営を見通した上で、大幅な見直しをしていく必要が あると思います。どうか議員定数の見直しをしていただきたいのです。 2.議員報酬について 議員報酬について、議員の議会や委員会などへの出席は年間70日程度と聞いていますが、こうした非常勤の議員に対する議員 報酬が、常勤職員と同じように、しかも、市の部長クラスの月給に相当する報酬額を毎月支払っていると聞いています。 最近では議員報酬の日給制を導入して注目されている市町村がでてきております。こうした非常勤である議員報酬のあり方に関 しても、議員に対する報酬制度そのもののありかたを根本的に見直していただきたいのです。 そうして一般市民にも理解できるように、非常勤勤務である議員報酬のありかたを再検討するとともに、日給制を取り入れるな ど、議員報酬のあり方そのものを見直していただきたいのです。 納税者である私たち一般市民の目線からは、現在の議員報酬のあり方は納得できないと多くの市民からも意見が出されています。 議員報酬のあり方を見直していただきたいのです。よろしくご検討をお願いします。 3. 市議会議員の選挙時期などについて 全国の多くの市議会議員の選挙は統一地方選挙として3月に一斉に行なわれていますが、柏市の選挙の時期は8月です。季節的 にもとても暑い時期になっており、市民の中から3月の統一地方選挙に合わせてはとの意見が出されています。そうした方が、 市民の市議会議員選挙に対する関心が深まるのではないか、また、選挙運動をされる方々もその季節の方がいいのではないかと の意見が出されています。ご検討願います。 また、選挙の投票結果についてですが、現在は即日開票ということで、深夜にわたり作業が続けられていますが、多くの市職 員が関わっておられるのですから、経費のことも考慮して翌日開票にしてはどうかとの意見も出されています。ご検討をお願い します。 村上隆久 信太忠二